「耳の穴の横のあたりやアゴが痛む」「口を大きく開けられない」「口を開け閉めすると音がする」といった症状がある場合は、顎関節症の可能性があります。
顎関節症とは顎関節やアゴを動かしている筋肉の痛み、お口を開ける時の雑音、お口が大きく開かないあるいはアゴの動きが悪いなどの障害をとりまとめた病名です。その中には、
①アゴを動かす筋肉の痛がを主な症状のもの(咀嚼筋痛障害)
②顎関節の痛みを主な症状とするもの(顎関節痛障害)
③顎関節の中の関節円板というクッションのような組織にずれが生じているもの(顎関節円板障害)
④顎関節を構成する骨に変形が生じているもの(変形性顎関節症)
が含まれています。
また副症状として偏頭痛、肩こり、耳鳴りといった症状も現れることがあります。顎関節症は多因子性疾患と言われています。解剖学的要因・生理学的要因・外傷要因・咬合要因・精神的要因・行動要因といくつかの要因があります。当院の顎関節症治療は、きちんと原因から治す原因療法を行っております。
日常生活に支障が出たり、1週間以上症状が続いたりするときには、受診をおすすめします。
原因となっている噛み癖や生活習慣のご説明や運動療法、マウスピース作製など適切な治療をさせていただきます。