なぜ歯並びが悪くなる? 原因と改善方法を 歯科医が徹底解説
谷町四丁目なかたに歯科・矯正歯科
なぜ歯並びが悪くなる?
原因と改善方法を
歯科医が徹底解説
「写真を見るたびに歯並びが気になる。でもなぜ自分の歯は並びが悪いの?」
「子供の歯並びが心配。遺伝なの?それとも何か悪い癖があるの?」
「矯正したいけど、種類が多すぎてどれが自分に合うかわからない」
歯並びへの関心は高まっていますが、「なぜ悪くなったのか」「自分の歯並びの種類は何か」を正確に理解している方は多くありません。
原因を正しく知ることで、最適な治療の選択と、再発を防ぐためのケアが見えてきます。この記事では、歯並びが悪くなる原因から悪い歯並びの種類・矯正の方法まで、順を追ってわかりやすく解説します。

なぜ歯並びは悪くなるのか——原因の全体像
歯並びが悪くなる原因は、大きく「遺伝的な要因」と「環境的な要因(悪習癖)」の2つに分類されます。多くの場合、この2つが組み合わさって歯並びの問題が生じます。
たとえ話でわかる「歯並びが悪くなるしくみ」
土地(顎)が狭いのに多くの家(歯)を建てようとすると、家が斜めになったり重なったりしますよね。これが「叢生(ガタガタ)」の状態です。
また、土地(顎)の形が最初から傾いていると、その上の家(歯)も自然と傾きます。
歯並びも同じです。顎の大きさ・形・発育の方向が、歯の並び方を大きく左右します。遺伝で「土地の設計図」が決まり、生活習慣で「実際の土地の育ち方」が変わっていきます。
原因①——遺伝的な要因
顎の大きさと歯の大きさのバランス
歯並びに最も関係する遺伝的要因は、「顎の骨格の大きさ」と「歯の大きさ」のバランスです。
- 顎が小さい・歯が大きい——スペース不足でガタガタ(叢生)になりやすい
- 上顎と下顎の前後関係の遺伝——特に受け口(反対咬合)の傾向が家族で似ることがある
- 歯の本数の異常——過剰歯・先天欠損歯は遺伝的な要因が関与することがある
現代人は食の軟食化が進み、顎が十分に発育しにくい環境にあるとされています。顎が小さくなるのに歯の大きさは変わらないため、スペース不足による叢生・ガタガタが増加傾向にあります。遺伝だけでなく、食生活・咀嚼習慣も顎の発育に影響します。
遺伝だから諦めるのは早い
遺伝的な骨格的問題は、成長期のI期矯正で顎の発育をコントロールすることで、二期矯正の負担を軽減できる場合があります。また大人になってからでも、矯正治療・外科的矯正など複数のアプローチがあります。
原因②——悪習癖(口呼吸・低位舌・指しゃぶりなど)
遺伝的な要因よりも重要なのが、日常生活の中で無意識に繰り返されている悪習癖(口腔習癖)です。
口で呼吸する習慣が続くと、口の周りの筋肉(口輪筋)が発達せず、上の前歯が前方に押し出されやすくなります。鼻炎・アデノイドが原因のことも多いです。
舌の正しい位置は上顎に軽く接触した状態です。舌が低い位置にある低位舌では、舌による内側からの支えがなくなり、歯並びが内側に崩れやすくなります。
指を吸う・舌を前に出す癖が続くと、前歯が前方に傾いたり(出っ歯)、上下の前歯が噛み合わない開咬につながることがあります。
片側に偏った力が顎に繰り返し加わることで、顎の成長が非対称になることがあります。左右の歯並びの違い・顎の歪みの原因になります。
特定の側だけで食べる習慣が続くと、顎が一方向に発育しやすくなります。交叉咬合(クロスバイト)や顔の左右非対称につながることがあります。
虫歯などで乳歯を早く失うと、後から生えてくる永久歯のガイドがなくなり、歯が傾いて生えてきたり、スペースが失われたりします。
花粉症・アレルギー性鼻炎の増加を背景に、口呼吸の子供が増えているとされています。口呼吸は低位舌を引き起こし、上顎の発育不全・前歯の前傾・叢生につながりやすくなります。「口をいつも開けている」「いびきをかく」という子供は、歯並びだけでなく鼻や咽頭の評価も重要です。
悪い歯並びの種類を徹底解説
歯並びの問題は一つではありません。種類によって原因・影響・治療法が異なります。自分の歯並びがどのタイプかを知ることが、正しい治療選択の第一歩です。
早めの評価を

スペース不足で歯がガタガタに生えた状態。八重歯もこの一種。虫歯・歯周病リスクが高まる。
早めの評価を
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上の前歯が大きく前に出た状態。転倒時に前歯を折りやすい。口が閉じにくい場合がある。
最優先で相談を
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下の前歯が上より前に出た状態。骨格的な問題に発展しやすく早期対処が重要。
習癖改善が重要
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奥歯を噛んでも前歯が噛み合わない状態。指しゃぶり・舌突出癖との関連が深い。
経過確認推奨
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歯と歯の間に隙間がある状態。先天欠損・歯の小ささ・低位舌などが原因になることがある。
早めの評価を

上の前歯が下の前歯を深く覆う状態。顎関節への負担が大きく、顎関節症のリスクがある。
悪い歯並びの種類によって「いつ」「どんな方法で」矯正するかがまったく異なります。特に受け口(反対咬合)は早期対処が最重要。まず専門家に「自分の歯並びがどの種類か」を診てもらうことが出発点です。
放置するとどうなる?——歯並びが全身に与える影響
悪い歯並びが引き起こすリスク
- 虫歯・歯周病リスクの上昇——ガタガタの歯は磨き残しが多く、プラークが蓄積しやすい
- 顎関節症——かみあわせの不均衡が顎関節に過剰な負担をかける
- 消化器への影響——十分に噛めないと消化に負担がかかる
- 発音への影響——前歯の噛み合わせがないと特定の発音がしにくくなる
- 顔・骨格の歪み——放置すると顔の非対称・顎の変形が進行することがある
- 心理的な影響——笑顔に自信が持てない・口元を気にして人前で話せないなど
矯正治療のフェーズ——I期矯正とII期矯正
成長の段階に合わせた2段階の矯正
列期
本格的な矯正は行わないが、受け口(反対咬合)・指しゃぶり・口呼吸には早めのアプローチが推奨される。ムーシールドなどを使用する場合がある。
乳歯と永久歯が混在する時期。顎の幅・前後位置を誘導し、永久歯が並ぶためのスペースを確保する。床装置・機能的矯正装置などを使用。この時期に行う矯正が一番変化をつけやすい。
すべて永久歯に生え替わった後に行う。マルチブラケット(ワイヤー)・マウスピース型矯正(インビザラインなど)で歯を一本一本正しい位置に動かす。I期治療をしていると負担が軽減されることがある。
矯正は子供だけのものではありません。20代・30代・40代・50代の方が矯正治療を受けるケースは増えています。ただし、顎の成長が終わっているため、子供の成長を利用した矯正はできません。歯を動かす期間・装置の選択が子供とは異なります。かみあわせ認定医による詳細な診査のうえでご提案します。
矯正装置の種類と特徴
| 装置 | 特徴 | 取り外し | 主な適用時期 | 目立ちにくさ |
|---|---|---|---|---|
| 床装置(拡大床) | 顎を広げてスペースを確保 | ◎ 可能 | I期(混合歯列期) | △ 目立つ |
| マルチブラケット (メタル) | 精密な歯の移動が可能。固定式 | ✖ 固定式 | II期(永久歯列期) | △ 目立つ |
| セラミック ブラケット | ブラケットが白く目立ちにくい | ✖ 固定式 | II期 | ○ 比較的目立ちにくい |
| マウスピース型 (インビザラインなど) | 透明で目立ちにくい。取り外せる | ◎ 可能 | II期(症例による) | ◎ 目立ちにくい |
| リンガル矯正 (裏側) | 歯の裏側にブラケットをつける | ✖ 固定式 | II期 | ◎ 表から見えない |

谷町四丁目なかたに歯科・矯正歯科の特徴と強み
かみあわせを軸にした専門医が連携
歯並びの矯正は「歯を動かす」だけではありません。かみあわせ・顎関節・口腔機能(口呼吸・低位舌の改善)・矯正後の歯の維持まで、幅広い視点が必要です。当院では複数学会の専門認定医が連携して診ます。
かみあわせ・顎関節を軸にした矯正計画の立案と管理
矯正後の歯の形・機能を見据えた補綴設計との連携
ブラケットの精密接着・矯正中の歯の保護を担当
先天欠損歯など矯正後のインプラント計画まで一貫対応
CBCTと口腔内スキャナで精密な診査
顎の骨の形・永久歯の位置・顎関節の状態を三次元で評価します。「顎が骨格的に大きくずれているか」「将来的に外科矯正が必要か」など、精密な診断のための情報を取得します。
歯型を従来の型取り(印象採得)なしにデジタルデータとして記録します。嘔吐反射が強い方でも快適に歯型が取れ、矯正装置・リテーナーの精密作製に役立てます。
「なぜ自分の歯並びが悪いのか」「どの種類の悪い歯並びなのか」「I期矯正が必要か・II期だけで対応できるか」——治療時間をしっかり確保し、検査データをもとにわかりやすくご説明します。「相談だけ」というご来院も歓迎しています。
矯正相談から治療完了までの流れ
初診カウンセリング
気になる歯並び・悩み・矯正への不安をお聞きします。「悪い歯並びの種類は何か」「いつ頃からか」「家族に似た歯並びがいるか」なども確認します。お子さんの場合は成長の記録も参考にします。
精密検査(CBCT・口腔内スキャナ・レントゲン)
CBCTで顎の骨格・永久歯の位置・顎関節を三次元評価。口腔内スキャナで歯型をデジタル記録。口呼吸・低位舌などの口腔機能の評価も行います。

診断・治療計画の説明
「どんな悪い歯並びの種類か」「原因は何か」「I期矯正が必要か・II期のみか・大人矯正か」「装置の種類・期間・費用の目安」をデータをもとに丁寧にご説明します。ご納得いただいてから進めます。
矯正治療の開始
I期矯正は床装置・機能的矯正装置などで顎の成長をコントロール。II期矯正・大人矯正はマルチブラケット・マウスピース型などから状態に合わせた装置を選択します。口呼吸・低位舌がある場合はMFT(口腔筋機能療法)も並行して行います。
定期調整・経過観察
装置の調整・歯の移動の確認を定期的に行います。虫歯予防のクリーニングも並行して実施。お子さんの場合は顎の成長とあわせてプランを随時修正します。
矯正完了・保定(リテーナー)
装置を外した後、歯が戻りやすい状態を防ぐためにリテーナー(保定装置)を使用します。かみあわせの最終確認を行い、必要に応じて微調整します。
よくある質問(Q&A)
遺伝的な要因(顎・歯の大きさ)は確かに影響しますが、歯並びは遺伝だけで決まるものではありません。口呼吸・低位舌・指しゃぶりなどの悪習癖が大きく関与していることも多いです。「親も歯並びが悪かったから仕方ない」と諦めず、適切な時期に専門家に相談することをおすすめします。
八重歯は叢生(そうせい)の一種で、顎のスペースが不足して犬歯が外側にはみ出した状態です。原因は顎の小ささ・乳歯の早期脱落・永久歯の萌出順序の問題などがあります。日本では「かわいい」と思われることもありますが、歯ブラシが届きにくく虫歯リスクが高くなるため、矯正を検討することをおすすめします。
成長期のお子さんであれば、口呼吸を改善することで顎の発育が正しく促され、歯並びの改善に貢献することがあります。ただし、すでに歯並びに問題が生じている場合は、口呼吸の改善と並行して矯正治療も必要になることが多いです。口呼吸の原因(鼻炎・アデノイドなど)の治療も重要です。
遅くはありません。歯は何歳でも動かすことができます。ただし、成長期の子供と違って顎の骨格の変化は限られるため、骨格的な問題が大きい場合は外科手術との組み合わせが必要なケースがあります。また矯正期間は大人のほうがやや長くなる傾向があります。「もう遅い」と諦めず、まず相談してみてください。
I期矯正で顎の土台を整えることで、II期矯正の期間・負担が軽減されるケース、または不要になるケースがあります。ただしすべてのお子さんに当てはまるわけではなく、永久歯が生え揃った段階で改めて評価が必要です。I期で「顎の基盤を作り」、II期で「歯を細かく並べる」という2段階のイメージが一般的です。
「歯並びが悪い理由」を知ることが、改善への第一歩
「なんとなく歯並びが悪い」と気になっていても、「なぜ悪くなったのか」「どの種類の歯並びなのか」を正確に把握している方は少ないものです。
しかし、原因と種類を知ることで、最適な矯正方法・治療のタイミング・再発を防ぐためのケアが見えてきます。特にお子さんの場合は「相談は早いほど選択肢が多い」という事実を知っておいてください。
「自分(または子供)の歯並びがどんな状態か、どんな方法で改善できるか」——まずはデータをもとに正直にご説明します。「相談だけ」のご来院を、ぜひお気軽にどうぞ。
まずはお気軽にご相談ください
「歯並びが気になっている」
「子供の受け口・口呼吸が心配」
「I期矯正が必要かどうか確認したい」
「大人でも矯正できるか知りたい」——
どんなことでも丁寧にお答えします。
診療科目:一般歯科・小児歯科・口腔外科・矯正歯科
所在地:大阪府大阪市中央区谷町3-2-11 FLAGS 1F
(地下鉄谷町線・中央線「谷町四丁目駅」より徒歩すぐ)
電話番号:06-6941-8241
日本補綴歯科学会専門医
日本接着歯学会 専門医
日本顎咬合学会 咬み合わせ認定医
歯科医師臨床研修指導医
日本口腔インプラント学会専修医
日本補綴歯科学会
日本接着歯学会
日本顎咬合学会
日本口腔インプラント学会
日本歯科審美学会
日本臨床歯科学会
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